INTERVIEW 過去参加者の今だから言えるホンネINTERVIEW

インタビュー者名前
今西 寛子
一橋大学
国際・公共政策大学院

賃貸事業本部
賃貸営業第一部

国家公務員志望から、
デベロッパーに方向転換。
自分が政策実現の担い手になりたかった。

国家公務員を目指し続けるか、
民間で政策を実現する主体になるか。

――大学院では、どんな勉強をしているんですか?

「公共経済コース」で、経済学の専門知識に基づき、財政や税制等の政策について、前提条件や理想状態を整理し、現実との乖離や改善策について分析・評価するといった勉強をしています。そもそも私が今の大学院に進学したのは、政策立案に携わる官僚の仕事に魅力を感じていたからです。けれど、大学院で実践的な勉強をするにしたがい、民間企業に入社して、社会の現場で政策を実現していく主体になりたい、とも思うようになっていて…。一方では、国家公務員に惹かれる気持ちもあったので、どちらに進むか、決心できないままでした。
そんな時、院にいる社会人の方から、「今西さんにはデベロッパーが合っているんじゃない?」「新日鉄興和不動産はいい会社だよ。見てみたら?」とアドバイスをもらいました。私の積極的な性格を見て、「デベロッパー向き」と助言してくれたのかもしれません。それで検索をしてみたその日が、インターンシップの締め切り前日だったんです(笑)。何だかご縁を感じました。

――それで、迷うことなく申し込んだわけですね。

はい。実は街づくり体感セミナーに参加するまで、“デベロッパーは男性中心の堅苦しい業界”というイメージがあったんですが、この日、最初にお会いしたのは、ハキハキとした女性の人事担当の方でした。実際は思っていたほど固くないんだな、むしろ、元気があってワクワクするような業界なのかな、という印象を持ちました。

デベロッパーの仕事の奥深さ、難しさを知るほど、
惹きつけられて…。

――5Daysインターンシップでは、どんな就業体験をしましたか?

ビル事業本部の都市再生部で先輩社員に付かせていただきながら、1日目はミーティングに参加して、開発用地の取得に係るプロセスを学びました。また、すでに取得されている築地の土地に足を運び、「自分ならどんなプランを描くか?」という課題にも取り組みました。
そして、この課題で私が導き出した答えが、ホテルでした。ホテル建設という案は、東京駅や銀座に近いため、訪日観光客の需要が高いエリアであると考えらえること、近くにある築地市場が移転して跡地が再開発されること等を踏まえ、将来的なエリアのニーズを自分なりに考えて出したものでしたが、社員の方に「50年先のことを真剣に考えた?」と聞かれて、ハッとしました。私の考えはまだまだ浅く、長期的な視点が欠けていたんです。

――次の日はどんなことをしたんですか?

ゼネコンさんや設計会社さんなど、各分野のプロを交えた会議に出席させてもらいました。その中で分かったのは、プロにはプロのこだわりがあるけれど、最終的に意思決定をするのはデベロッパー側である、ということです。そして、決定権を持つからには、住民や利用者、来訪者のことを考え抜き、コンセプトを確実に固めたうえで、一つひとつの作業を丁寧に積み重ねていかなければならない。裁量が大きい分、責任も重い仕事なんだと気づくと同時に、その仕事の影響力や貢献性の大きさに魅力を感じ、デベロッパーへの志望度が上がりました。私は難しいことや負荷が大きいことほど、やりがいを感じるタイプなので。

「民間企業にいても政策立案に関われる」。
支店長の話を聞いて、悩みが一気に解消された。

――九州の街づくり見学で収穫はありました?

想像を遥かに超すスケールだった八幡東田地区、周囲の街にも調和していた明野地区や高見地区の美しい住宅地など、現地に行ってみなければ知り得ない発見や驚きが沢山ありましたが、いちばんの収穫は八幡東田総合開発に尽力された九州支店の支店長とお話ができたことですね。
夜の懇親会で、偶然、支店長の隣に座ることができたので、「これはチャンス!」と思い(笑)。以前から興味を持っていた構造改革特区に、八幡東田地区も指定を受けたという話が説明の中であったため、指定の経緯を聞いてみたら、「特区への指定は、行政から来た話ではなく、自分が行政に働きかけて実現させたこと」という返事が返ってきたんです。そして最後に、「民間企業の側からでも、働きかければ政策立案に携わることができる」「条例をつくれる場合もある」と伺い、民間企業が果たす役割の幅が想像以上であることに気づけたことで、進路の悩みが一気に解消されました。

――民間企業に進む決心がついたのですね。

ええ。支店長の話を聞いて、民間企業側から公共のことを考えて声を上げていきたい、と思うようになりました。そして、街や人のことを想えるデベロッパーとして働きたいと思いました。それまでずっと進路のことで思い悩んでいたので、あの時は久々に、喜びに震えましたね。新日鉄興和不動産のインターンシップは、私の人生のターニングポイント。今は、この思いを忘れることなく、業務に必要なノウハウや経験を貪欲に積み上げて、将来、開発という手段を用いて、日本の産業を支える都市機能・物流機能を創り出し、日本経済、ひいては公共に貢献するデベロッパーになりたいと思っています。

※インタビュー中の部署名は取材当時のものです