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「モバイルミュージアム001」開始
2007.01.17
~ 東京大学総合研究博物館所蔵の標本コレクションを「次世代型ミュージアム」へ展示 ~
東京大学総合研究博物館(本館:東京都文京区 館長:林 良博)と興和不動産株式会社(本社:東京都港区 取締役社長:名倉 三喜男)は、2007年1月17日(水)から「赤坂インターシティ」(東京都港区赤坂1丁目11-44)一階オフィスエントランスホールにて、日本初の遊動する博物館「モバイルミュージアム001」の展示を開始いたします。
「モバイルミュージアム」とは、携帯電話のように、あちこち自由に遊動する次世代型ミュージアムのひとつのあり方を指向するものであり、東京大学総合研究博物館所蔵の貴重な学術標本をコンパクトにパッケージ化し、学校、住宅、企業、公共施設に中長期にわたって展示するものです。「モバイルミュージアム」は、展示コンテンツの組み込みによって、これまでミュージアムとは無縁だった空間が文化的に価値の高い空間に変容するとともに、貴重なミュージアム・コレクション(文化的社会資本)を流動資本化し、その価値を幅広い社会層で享受しようとするものです。
「モバイルミュージアム」の記念すべき第一号会場として、東京ビジネスシーンの中心にある「赤坂インターシティ」一階オフィスエントランスホールは「モバイルミュージアム001」として新しくアカデミックでアーティスティックな空間に生まれ変わります。「モバイルミュージアム001」は、展示標本を半年毎に入れ替えながら新たな都市空間、オフィス空間のあり方を提言してまいります。
東京大学総合研究博物館は、大学の学術資源と企業のオフィス空間を結ぶ新しい産学連携事業「モバイルミュージアム001」を巨大集中型のミュージアムから分散携帯型のミュージアムへの第一歩としています。今後は学校、住宅、公共施設などと連携していくことで、「モバイルミュージアム」の機能をフル活用し、豊かな社会の創造に貢献していきます。
興和不動産は、都市のあらたな価値創造を担う企業として「モバイルミュージアム」に賛同し、貴重な学術標本の展示場所として「赤坂インターシティ」を提供し、オフィス空間にアカデミック、アーティスティックな付加価値を創出させ、彩り豊かにすることで、先進的な都市文化の創造に邁進してまいります。
『モバイルミュージアム001』概要はこちらのとおりです。
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