ニュース・トピックス
老朽マンション建替事業への取り組み強化について
~「マンション建替推進グループ」新設~
2005.04.01
【老朽マンションの増加】
○ 分譲マンションの供給は、昭和40年代後半から本格化しており、平成12年度末で約385万戸。現状、築30年超のマンションストックは約50万戸ですが、2010年には100万戸規模に倍増します。
○ このような老朽マンションの増加により、居住環境の悪化や耐震・防災面における都市問題が深刻化することが懸念されています。
【当社の都市問題への取り組み方針】
○ 当社は、現在の都市が抱える、低利用市街地、工場跡地などにおける資産価値の減少といった諸問題の深刻化に呼応し、これまでの開発実績に裏打ちされた「資産再生力」「資産バリューアップ力」を武器に「資産価値再生ビジネス」の確立を目指してまいります。この一環として、今回、マンション建替事業への取り組み強化を行うこととしました。
【当社における建替事業の実績】
○ 当社は、全国初の純住宅系マンションの建替えとして注目された「上目黒小川坂ハイツ」(61年度日経優秀製品賞を受賞)や「まちづくり功労者」として建設大臣表彰を受けた「ヴィルクレール二子多摩川(北見方共同住宅ビル)」を含め、これまで5件の建替事業を成功させています。
○ 現在、当社は、都内で3件のマンションにおいて、こうした実績と新日鉄グループとしての信頼感等が評価され、管理組合から事業協力者として選定されており、マンション建替え円滑化法に基づき、権利者と共同で事業を推進しています。また、その他検討中の案件が複数あります。
○ 上記、事業協力者として選定されたマンションのうち1件は、東京都渋谷区の「金王高桑ビル」の建替えです。本ビルは、築後48年を経過した、渋谷で最も古いビルのひとつです。地上11階地下1階建で、住宅戸数81戸に加え、店舗・事務所を併設したマンション。建替え後は、地上17階地下1階建、住宅戸数128戸に店舗を併設する計画。昨年12月に建替え決議が成立し、今春、マンション建替え円滑化法に基づく建替組合設立申請予定です。
○ また、当社は、建替事業と同様に権利者と共同で事業を推進する市街地再開発事業においても業界内有数の実績があります。
[建替実績の物件概要] | |||||||||||||||||||||||||||||
|
<本件に関するお問合せ先> 株式会社新日鉄都市開発 住宅事業部 マンション建替推進グループ 板橋・服部 TEL:03-3276-8125 |