サステナブルファイナンス

基本的な考え方

当社グループの企業理念「人と向き合い、街をつくる。」の通り、事業活動を通じて社会課題の解決に取組み、持続可能な社会の実現に貢献することが当社の使命です。環境・社会課題への対応、とりわけ脱炭素社会に向けた取組みを支える資金調達の手段として、サステナブルファイナンスを活用します。

グリーンファイナンス

グリーンファイナンスのフレームワーク

当社は、2024年12月、グリーンファイナンス・フレームワーク(以下、本フレームワーク)を策定しました。本フレームワークは、国際資本市場協会(ICMA)が定める「グリーンボンド原則2021」、ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)等が定める「グリーンローン原則2023」、および環境省が定める「グリーンボンドガイドライン(2024年版)」、「グリーンローンガイドライン(2024年版)」に則り作成しています。また、これら原則等との適合性に対するオピニオンを第三者評価機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)より取得しています。

株式会社格付投資情報センター セカンド・パーティー・オピニオン

グリーンボンドの発行

第8回無担保社債(社債間限定同順位特約付)

当社は、「グリーンファイナンス・フレームワーク」における適格クライテリアを満たすプロジェクトであるMFLP・LOGIFRONT東京板橋の取得資金にかかるリファイナンス資金を資金使途として、2025年1月にグリーンボンドを発行しました。
グリーンボンドの概要
社債の名称 日鉄興和不動産株式会社 第8回無担保社債 (社債間限定同順位特約付)(グリーンボンド)
発行日 2025年1月23日
償還期限 2030年1月23日
発行年限 5年
発行総額 150億円
利率 1.570%
資金使途 「グリーンファイナンス・フレームワーク」における適格クライテリアを満たすプロジェクトであるMFLP・LOGIFRONT東京板橋の建設資金への充当を目的として借入れた短期借入金の返済
取得格付 A-(株式会社格付投資情報センター【R&I】)
外部評価 フレームワークについて、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、国際資本市場協会(ICMA)「グリーンボンド原則2021」等との適合性に対する外部評価(セカンドオピニオン)を取得しています
グリーンボンドの詳細

レポーティング

当社が2025年1月23日に発行したグリーンボンドについて、調達資金の充当状況、および環境改善効果を以下の通り報告します。
① 資金充当状況レポーティング
2025年1月24日、MFLP・LOGIFRONT東京板橋の取得資金にかかるリファイナンス資金として全額充当済
② インパクト(環境改善効果)・レポーティング
MFLP・LOGIFRONT東京板橋は、以下物件概要に記載の通り、環境配慮の取組みを通じて、年間の一次エネルギー消費を実質的にゼロとする最高ランクの「ZEB認証」および、DBJ Green Building認証最高位となる「5スター」を取得しています。
物件概要と環境配慮の取組み
名称 MFLP・LOGIFRONT東京板橋
所在地 東京都板橋区舟渡4-3-1
敷地面積 91,255.58㎡(約27,604.81坪)
延床面積 256,157.63㎡(約77,487.68坪)
規模・構造 地上6階建・S造(倉庫)・免震構造
竣工 2024年9月30日
環境配慮の取組み事例
  • 屋上全面に約19,000㎡、約4MWの太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギーを自家発電によって創出することで、電力の地産地消を実現します。さらに、太陽光の余剰電力をニーズに応じて板橋区内における73の区立小中学校へ供給することで、区立小中学校のRE100化にも貢献します。物流施設に設置された太陽光発電設備から、余剰電力を自治体施設へ供給(オフサイトPPA)する、先進的な取組みです。
  • その他、屋内照明のLED化による省エネ等、さまざまな脱炭素施策の導入等により、年間の一次エネルギー消費を実質的にゼロとする最高ランクの「ZEB認証」および、DBJ Green Building 認証最高位となる「5スター」を取得しました。
LOGIFRONT板橋空撮写真
LOGIFRONT板橋外観
「MFLP・LOGIFRONT 東京板橋」外観