イノベーションの推進
基本的な考え方
社会やお客さまのニーズ、価値観が多様化する中、当社は、事業領域の拡大、既存事業の差別化・付加価値向上に向けて、当社のアセットやネットワークなどを活用したさまざまな取り組みを行っています。その中でも、人、組織、企業が有機的、複合的に結びつくことで斬新なアイデアやビジネスを生み出すと考え、次世代を担うスタートアップ企業の成長サポートや、他業種との協業に取り組むことでオープンイノベーションを推進しています。
デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進
マンション入居者専用Webサービス「myLIVIO」の導入
近年、Web サービスを活用することが多世代に浸透してきています。当社はより多くのマンション入居者様のサポートができるよう、これまでのスマートフォンアプリの機能を拡張したWeb サービスとして「myLIVIO」を開発しました。
主な機能として、住宅設備機器の修理依頼や住宅備品の購入、住まいの売却・購入仲介や住宅ローン借り換えに関する相談サービスへのアクセス機能の他、暮らしに役立つさまざまな提携サービスを優待価格で利用することが可能となります。これまで以上に入居者が求める情報やサービスを広く提供することで、安心で快適な暮らしをサポートすることを目指しています。 2023年は、ユーザー画面のアップデート、顧客問合せ体制の拡充、マイリビオ利用者限定イベント開催等を拡充し、お客様満足の向上に取り組んでいます。
主な機能として、住宅設備機器の修理依頼や住宅備品の購入、住まいの売却・購入仲介や住宅ローン借り換えに関する相談サービスへのアクセス機能の他、暮らしに役立つさまざまな提携サービスを優待価格で利用することが可能となります。これまで以上に入居者が求める情報やサービスを広く提供することで、安心で快適な暮らしをサポートすることを目指しています。 2023年は、ユーザー画面のアップデート、顧客問合せ体制の拡充、マイリビオ利用者限定イベント開催等を拡充し、お客様満足の向上に取り組んでいます。
他業種との協働によるオープンイノベーションの推進
「MFLP・LOGIFRONT 東京板橋」に「板橋ドローンフィールド」を開設
当社と共同事業者である三井不動産株式会社による都内最大の街づくり型物流施設「MFLP・LOGIFRONT 東京板橋」(2024年9月竣工)施設内に、東京都初の物流施設併設型ドローン実証実験の場として「板橋ドローンフィールド」を開設します。
「板橋ドローンフィールド」は、当社と三井不動産株式会社が事業企画・推進、一般社団法人日本 UAS 産業振興協議会、ブルーイノベーション株式会社が施設監修・運営を担います。東京都23区内に位置しながらも広大な敷地を活かしたドローン飛行用のフィールドを設け、倉庫の一部スペースをドローン事業者などへの賃貸用 R&D 区画として整備するなど、ドローンによるラストワンマイル配送や災害時の支援物資搬送等の実証実験の場を提供します。
4 者は、物流業界や建設業界における「2024 年問題」などの労働力不足の課題解決や、昨今の自然災害時への対策など、さまざまな社会課題の解決に向けたドローンの利活用について、業界の垣根を越え、スタートアップやアカデミア、公的機関等との連携を図り、ドローン業界全体の産業発展に寄与していくことを目指します。
「板橋ドローンフィールド」は、当社と三井不動産株式会社が事業企画・推進、一般社団法人日本 UAS 産業振興協議会、ブルーイノベーション株式会社が施設監修・運営を担います。東京都23区内に位置しながらも広大な敷地を活かしたドローン飛行用のフィールドを設け、倉庫の一部スペースをドローン事業者などへの賃貸用 R&D 区画として整備するなど、ドローンによるラストワンマイル配送や災害時の支援物資搬送等の実証実験の場を提供します。
4 者は、物流業界や建設業界における「2024 年問題」などの労働力不足の課題解決や、昨今の自然災害時への対策など、さまざまな社会課題の解決に向けたドローンの利活用について、業界の垣根を越え、スタートアップやアカデミア、公的機関等との連携を図り、ドローン業界全体の産業発展に寄与していくことを目指します。
戦略投資枠を利用した投資案件創出、出資先企業との協業
Agya Ventures Fund L.P.への出資
当社は2020年3月よりCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)活動をスタートし、これまでに出資を通じたパートナーシップにより出資先の技術やノウハウを当社事業や経営戦略に活用するなど、事業領域の拡大、既存事業の差別化付加価値向上、社会やお客さまのニーズの変化に呼応した新たなビジネスの創出に向けた連携を推進してきました。
近年、不動産テックの領域でも、イノベーションのスピードは目覚ましく、こと海外の不動産テックにおいては、日々新たなトレンドやビジネスモデルが生まれています。Agya Ventures Fund L.P.※は 「どうすれば日本企業に対して、いち早く世界のイノベーションを紹介し、本当の意味でバリューを生みだすことができるか?どのようにしたら、10年後に日本をイノベーションのハブにすることができるのか?」 という問いに正面から向き合うことによって誕生したVC(ベンチャーキャピタル)です。当社はAgya Ventures Fund L.P.への出資によって、海外の最先端の不動産テックに触れ、新たなビジネスのトレンドをいち早くキャッチすると同時に、投資先スタートアップ企業やLP同士の連携を通じて外部とのパートナーシップを構築し、さらなるイノベーションの創出を加速していきます。
近年、不動産テックの領域でも、イノベーションのスピードは目覚ましく、こと海外の不動産テックにおいては、日々新たなトレンドやビジネスモデルが生まれています。Agya Ventures Fund L.P.※は 「どうすれば日本企業に対して、いち早く世界のイノベーションを紹介し、本当の意味でバリューを生みだすことができるか?どのようにしたら、10年後に日本をイノベーションのハブにすることができるのか?」 という問いに正面から向き合うことによって誕生したVC(ベンチャーキャピタル)です。当社はAgya Ventures Fund L.P.への出資によって、海外の最先端の不動産テックに触れ、新たなビジネスのトレンドをいち早くキャッチすると同時に、投資先スタートアップ企業やLP同士の連携を通じて外部とのパートナーシップを構築し、さらなるイノベーションの創出を加速していきます。
- Agya Venture Fund L.P.は北米を中心とした不動産テック領域のシード・アーリー期のスタートアップ企業への投資を行うベンチャーキャピタルであり、出資LP企業を国内の大手不動産・ゼネコンなどに限定することで、日本の業界文化や商習慣を踏まえた各企業のニーズに特化した戦略的サポートを提供しています
インキュベーションオフィス「SPROUND」
当社は、米国シリコンバレーおよび日本を拠点とするベンチャーキャピタルDNX Ventures※1との共同事業として、品川インターシティA棟にシード期を中心としたスタートアップ企業の成長を支援するインキュベーションオフィス「SPROUND※2」を2020年9月より運営しています。
SPROUNDでは活動目標として「知の還流」を掲げ、スタートアップ企業が抱えがちな組織設計・お客さま開発・営業手法などの構築の一助となるセミナー・ワークショップや、3カ月に一度の事業進捗共有「Quarterly SPROUND」、ラフな商法交換の場としてのランチ会などのイベントを定期的に実施してきました。
また開業から2年間で、卒業企業を含む利用スタートアップのシリーズAラウンドにおける調達額の合計が50億円を突破し、「週間東洋経済」が発表する「すごいベンチャー100」では、2020年度版から2023年度版までの4年間で12社のSPROUND利用企業が掲載されました。
今後もスタートアップの成長に必要なコンテンツを適切に提供するとともに、SPROUNDの利用企業が切磋琢磨しながら企業としての成長を目指せる環境を整えていきます。
SPROUNDでは活動目標として「知の還流」を掲げ、スタートアップ企業が抱えがちな組織設計・お客さま開発・営業手法などの構築の一助となるセミナー・ワークショップや、3カ月に一度の事業進捗共有「Quarterly SPROUND」、ラフな商法交換の場としてのランチ会などのイベントを定期的に実施してきました。
また開業から2年間で、卒業企業を含む利用スタートアップのシリーズAラウンドにおける調達額の合計が50億円を突破し、「週間東洋経済」が発表する「すごいベンチャー100」では、2020年度版から2023年度版までの4年間で12社のSPROUND利用企業が掲載されました。
今後もスタートアップの成長に必要なコンテンツを適切に提供するとともに、SPROUNDの利用企業が切磋琢磨しながら企業としての成長を目指せる環境を整えていきます。
- DNX Ventures は日米に拠点を構え、それぞれのファンドより日米を中心に世界各地のスタートアップへ投資を実行する、投資先もチームもグローバルなファンドです
- 『SPROUND』は、「芽吹く 」という意味の "sprout"と、「循環」という意味の"round"を組み合わせた造語で、スタートアップ企業の成長と、「知の還流」を 表現しています
柔軟な働き方ができるオフィス・住宅の提供
「在宅ワークにうれしいがあるマンション」の提供
ワークスタイルの変化で働く場所の選択肢が増える中、ライフデザイン総研※が行った働き方やライフスタイルの変化に関する様々なアンケートで、「リビングを広くしたい」「仕事用スペースが欲しい」という声が多数寄せられました。当社ではこうしたニーズに応え、在宅ワークにうれしい工夫を凝らしたマンションを提供しています。2023年度は、居住者専用のワークスペースを設置した「リビオレゾン参宮橋」(2023年7月竣工)、会議もできる防音個室ブースやキッチンスタジオを備えた「リビオタワー羽沢横浜国大」(2023年11月竣工)などが誕生しました。今後もライフスタイルの変化に合わせた暮らしの提案を行っていきます。
- ライフデザイン総研とは、人生を豊かにする暮らしの提案・研究を行っている社内シンクタンクです