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「中央合同庁舎第7号館整備等事業(PFI事業等)の事業者に正式決定
2003.06.30
~国と事業契約を締結~
株式会社新日鉄都市開発(本社:東京都中央区、代表取締役社長:兵頭義雄)が、国がPFI事業として行う「中央合同庁舎第7号館整備等事業」の一般競争入札で、平成15年4月24日に新日本製鐵グループの一員として落札したことを受け、本事業の遂行を目的に設立された特別目的会社「霞が関7号館PFI株式会社」(以下、SPCという)が、平成15年6月30日に国との間で事業契約を締結いたしました。
<本事業の概要>
1.本事業の位置付け
本事業は、平成13年4月の緊急経済対策および同年6月の都市再生プロジェクト第一次決定を踏まえ、東京都千代田区霞が関三丁目2番(霞が関三丁目南地区)において、中央合同庁舎第7号館(文部科学省、会計検査院、金融庁および民間の合築施設)2棟の超高層ビルを設計、建設、維持管理、運営を行うPFI事業であり、同地区の都市計画見直しおよび第一種市街地再開発事業(施行者:都市基盤整備公団)と併せて実施されるものです。
都心部センターコア再生の象徴的事業として、官・民が協力して街区全体のまちづくりを推進してまいります。
2.PFI事業の内容等
PFI事業(BTO方式)として、契約後約19年間にわたり、施設の設計、建設、維持管理、運営を民間事業者が一括して業務受託します。
付帯事業として、契約後約30年間国有地の一部を借地した上で自らの収益に資する施設(民間収益施設)の設計、監理、建設、維持管理、運営を行います。
また、第一種市街地再開発事業における設計、建設業務を都市基盤整備公団から受託するほか、同事業にかかわる保留床をSPCに参加する不動産企業連合が取得し、上記民間収益施設と共に、不動産事業を実施いたします。
<本事業における株式会社新日鉄都市開発の役割>
1.PFI事業
SPCは国との事業契約に基づき、中央合同庁舎第7号館(約172,000m2)の維持管理業務(建築物点検保守、建物設備運転監視・点検保守、清掃、修繕等)及び運営業務(警備・受付、福利厚生諸室の運営等)を受託します。
当社は、東京建物株式会社と共同で、当該業務全般のマネジメント業務をSPCより受託のうえ実施いたします。
2.PFI付帯事業SPCは国との事業契約に基づき、自らの費用と責任において民間収益施設(約18,000m2)を設計、建設、所有、維持管理・運営します。
当社は、東京建物株式会社、公共建物株式会社、日本土地建物株式会社の3社と共同で、民間収益施設にかかわるマスターリース契約を締結し、賃貸運営事業を行います。
3.市街地再開発事業
当社は、東京建物株式会社、公共建物株式会社、豊田通商株式会社、日本土地建物株式会社の4社と共同で、SPC法上の特定目的会社(以下、TMKという)を設立し、市街地再開発事業における売却予定保留床(約24,000m2)を取得します。
当社他4社はTMKから、アセットマネジメント(AM)業務・プロパティマネジメント(PM)業務を受託します。
<本事業の概要>
(凡例 *幹事会社)
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<本事業の概要>
場所 | 東京都千代田区霞が関三丁目 | ||||||||||||||||||||||||||||
敷地面積 | 国有地 約23,100m2 民有地 約 1,100m2 |
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用途地域等 | 商業地域 防火地域 |
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都市計画 | 再開発地区計画 市街地再開発事業 |
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建築プラン | 官民棟:地下3階地上36階建 官庁棟:地下3階地上32階建 |
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施設計画 | 中央合同庁舎第7号館(約172,000m2) 民間収益施設(約18,000m2) 売却予定保留床(約24,000m2) 民間権利者床・保留床(約16,500m2) |
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スケジュール |
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以上