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2007年度グッドデザイン賞「コートデコ洗足レイクサイド」が受賞
2007.10.01
当社が開発した「コートデコ洗足レイクサイド」が、財団法人日本産業デザイン振興会主催の「2007年度グッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門)」を受賞いたしました。
「コートデコ洗足レイクサイド」は、東急池上線「洗足池」駅から徒歩3分という利便性の高い立地ながら、都内有数の環境を誇る洗足池公園に隣接する好立地に誕生したメゾネット型重層タウンハウス(長屋1棟16戸)の分譲事業です。
本物件周辺は、洗足風致地区地区計画が定められており、洗足池公園と調和のとれた緑豊かなゆとりと潤いのある住環境が保たれています。
本事業は、この希少立地に相応しい、デザイン性に優れ、立地環境を最大限に活かした商品企画を行うため、株式会社キーワード(東京都渋谷区、代表取締役社長 川村藤夫)が企画した都市住宅プロポーザルコンペを活用した事業です。
126点の応募作品から最優秀作品に選ばれたHAN環境・建築設計事務所(神奈川県川崎市、代表取締役 花田勝敬)による設計・監理で、施工は株式会社竹中工務店(大阪府大阪市、代表取締役社長 竹中統一)が担当しました。
「コートデコ洗足レイクサイド」は、自然の光・風・緑と共生した「パッシブデザイン」を取り入れることにより居心地の良い豊かな室内気候の創出を目指しました。また、緑地帯・ドライエリア・格子戸ポーチ等によって構成される「中間領域」を設け、風光熱をコントロールする環境装置として機能しています。これら自然エネルギーの利用により各住戸のランニングコストの低減を可能にするなど環境保護の面でも有意義であり、また、環境に溶け込んだ優れたデザインは周辺へ波及し、街の風景の発展にも寄与しています。
◆デザインコンセプト
「公園を自分の庭のように/立地空間特性を最大限に活かす」
・全住戸が公園に面する、公園との一体的な佇まい
・公園への空間的広がりを各住戸が享受する開かれた暮らし
・各戸へはすべて公園側からアクセスする、公園とともにする暮らし
・公園側に緑地帯を設置することで公園の緑環境と連続させる
・公園の隣に建つ家ではなく、まるで公園の中に建つ家として
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「風、光、熱/パッシブデザインが創り出す居心地の良さ」
・外断熱と屋上緑化が建物の温熱基本性能を確保する
・中間領域は風光熱を制御する環境装置として機能する
・北側の公園の樹木が抱える冷気を引き込む
・南北方向に抜ける爽やかな風が室内気候の居心地の良さを生む
・ルーバー、壁面緑化により夏の日差しを避け、冬の暖かい日差しを取り入れる
・室内の吹き抜けは空気と光の自然な流れを生み出す
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「中間領域が開かれた暮らしを可能にし、
南北の両方に開かれた住居/快適で新鮮な居住性」
・平行タイプS字型プラン(上下階反転)のメゾネット集住体考案
・ 全住戸、公園側と南側の両方に広い開口部を持つことを可能にした
・ プライベート(住戸)とパブリック(外部)の間に中間領域(ポーチ、バルコニー、ドライエリア、植栽など) を設える
・ 中間領域はプライバシーを確保しつつ開放的な暮らしを実現する
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以上
〈添付資料〉
【コートデコ洗足レイクサイドの概要】
所在地 | 東京都大田区南千束2丁目31番8号(住居表示) | |
事業主 | 株式会社新日鉄都市開発 | |
設計・監理 | HAN環境・建築設計事務所 | |
施工 | 株式会社竹中工務店 | |
構造・規模 |
鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建 16戸 | |
敷地面積 | 922.09㎡ | |
建築面積 | 488.07㎡ | |
延床面積 | 1858.66㎡ | |
事業スケジュール | 平成18年4月着工 | |
平成19年3月竣工 |