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イノベーションの推進
基本的な考え方
社会やお客様のニーズ、価値観が多様化する中、当社は、事業領域の拡大、既存事業の差別化・付加価値向上に向けて、当社のアセットやネットワークなどを活用したさまざまな取り組みを行っています。その中でも、人、組織、企業が有機的、複合的に結びつくことで斬新なアイデアやビジネスを生み出すと考え、次世代を担うスタートアップ企業の成長サポートや、他業種との協業に取り組むことでオープンイノベーションを推進しています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進

「赤坂インターシティ AIR ワーカーアプリ」をリリース

当社は2021年10月に「赤坂インターシティ AIR ワーカーアプリ」をリリースし、これにより赤坂インターシティ AIRのワーカーや利用者がどこにいても当ビルの情報を受け取れるようになりました。
本アプリでは、リモートワークの普及などワークスタイルが大きく変化する中、オフィスライフをよりいっそう充実させ、安全・安心なものとするため、当ビルからのお知らせや商業店舗のクーポン、イベント情報の配信や、防災情報、館内の混雑情報などの表示をしています。2022年は、ワーカー同士の交流の場となる参加型のコンテンツの提供を開始し、ワーカーや利用者が便利で楽しくビルを利用できるよう取り組んでいます。

マンション入居者専用Webサービス「myLIVIO」の導入

近年、Web サービスを活用することが多世代に浸透してきています。当社はより多くのマンション入居者様のサポートができるよう、これまでのスマートフォンアプリの機能を拡張したWeb サービスとして「myLIVIO」を開発しました。
主な機能として、住宅設備機器の修理依頼や住宅備品の購入、住まいの売却・購入仲介や住宅ローン借り換えに関する相談サービスへのアクセス機能の他、暮らしに役立つさまざまな提携サービスを優待価格で利用することが可能となります。これまで以上に入居者が求める情報やサービスを広く提供することで、安心で快適な暮らしをサポートすることを目指しています。 2022年は、入居までの期間に施工リポートの定期配信、コールセンターのマニュアル整備、防災MAP機能追加などコンテンツを拡充し、お客様満足度の向上に取り組んでいます。

戦略投資枠を利用した投資案件創出、出資先企業との協業

Agya Ventures Fund L.P.への出資

当社は2020年3月よりCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)活動をスタートし、これまでに出資を通じたパートナーシップにより出資先の技術やノウハウを当社事業や経営戦略に活用するなど、事業領域の拡大、既存事業の差別化付加価値向上、社会やお客様のニーズの変化に呼応した新たなビジネスの創出に向けた連携を推進してきました。
近年、不動産テックの領域でも、イノベーションのスピードは目覚ましく、こと海外の不動産テックにおいては、日々新たなトレンドやビジネスモデルが生まれています。Agya Ventures Fund L.P.は 「どうすれば日本企業に対して、いち早く世界のイノベーションを紹介し、本当の意味でバリューを生みだすことができるか︖どのようにしたら、10 年後に日本をイノベーションのハブにすることができるのか︖」 という問いに正面から向き合うことによって誕生したVC(ベンチャーキャピタル)です。当社はAgya Ventures Fund L.P.への出資によって、海外の最先端の不動産テックに触れ、新たなビジネスのトレンドをいち早くキャッチすると同時に、投資先スタートアップ企業やLP同士の連携を通じて外部とのパートナーシップを構築し、さらなるイノベーションの創出を加速していきます。
  • Agya Venture Fund L.P.は北米を中心とした不動産テック領域のシード・アーリー期のスタートアップ企業への投資を行うベンチャーキャピタルであり、出資LP企業を国内の大手不動産・ゼネコンなどに限定することで、日本の業界文化や商習慣を踏まえた各企業のニーズに特化した戦略的サポートを提供しています

インキュベーションオフィス「SPROUND」

当社は、米国シリコンバレーおよび日本を拠点とするベンチャーキャピタルDNX Ventures※1との共同事業として、品川インターシティA棟にシード期を中心としたスタートアップ企業の成長を支援するインキュベーションオフィス「SPROUND※2」を2020年9月より運営しています。
SPROUNDでは活動目標として「知の還流」を掲げ、スタートアップ企業が抱えがちな組織設計・お客様開発・営業手法などの構築の一助となるセミナー・ワークショップや、3カ月に一度の事業進捗共有「Quarterly SPROUND 」、ラフな商法交換の場としてのランチ会などのイベントを定期的に実施してきました。
また開業から2年間で、卒業企業を含む利用スタートアップのシリーズAラウンドにおける調達額の合計が50億円を突破し、「週間東洋経済」が発表する「すごいベンチャー100」では、2020年度版から2022年度版までの3年間で11社のSPROUND利用企業が掲載されました。
今後もスタートアップの成長に必要なコンテンツを適切に提供するとともに、SPROUNDの利用企業が切磋琢磨しながら企業としての成長を目指せる環境を整えていきます。

セミナー・ワークショップ開催の様子

コミュニティーづくりのためのランチ会

  • DNX Ventures は日米に拠点を構え、それぞれのファンドより日米を中心に世界各地のスタートアップへ投資を実行する、投資先もチームもグローバルなファンドです
  • 『SPROUND』は、「芽吹く 」という意味の "sprout"と、「循環」という意味の"round"を組み合わせた造語で、スタートアップ企業の成長と、「知の還流」を 表現しています

柔軟な働き方ができるオフィス・住宅の提供

「デスクになるキッチン」の実装

コロナ禍で在宅時間が増える中、「+ONE LIFE LAB(プラス ワン ライフ ラボ)」が行った働き方とライフスタイルの変化に関するアンケートでは、「リビングを広くしたい」「仕事用スペースが欲しい」という声が多数寄せられました。在宅勤務の環境が整っていないという課題について、当社はタカラスタンダード株式会社と共同で「キッチン」と「ワークスペース」が融合した「デスクになるキッチン」の開発を行いました。キッチンカウンターと兼用のワークスペースや仕事に十分な照度、収納の完備など、調理空間としての機能を保ちつつ限られたスペースを最大限に有効活用できる設計で、2022年10月に竣工した「リビオメゾン上野松が谷」に実装しています。今後も時代のニーズに応え、新しい暮らしの提案を行っていきます。

料理にも仕事に便利な収納

隠れるタイプのダストボックス

  • マンションの企画を担う社内シンクタンクであるリビオライフデザイン総研が運営するシングルライフのための暮らし・住まいの研究所

会員制シェアオフィス「WAW神田」の開設

WAWとは"WORK AND WONDER"をカタチにする空間「ワクワクする気持ち、ワクワクする空間」「WA(和、輪)=ゼロからの繋がり・広がりを築ける場所」をコンセプトとする会員制シェアオフィスです。「WAW=イノベーション」と捉え、WAW を生み出すベースとして、「OPENNESS」(=企業と人、企業同士が垣根なく繋がれる場)、「WELLNESS」(=健康と健全な心と身体;Well Beingであること)をテーマに、ソフト・ハード両面の環境を整備し、空間・サービスを提供しています。
当社は2021年7月に、日本橋、赤坂に続き第3弾となる会員制シェアオフィス「WAW(ワウ)神田」を開業しました。1階はWAW日本橋、WAW赤坂同様にシェアオフィスとして利用でき、2~3階はデザイン性の高いオフィス環境があらかじめ完備され、ビジネス拠点としてすぐに利用可能なセットアップオフィスとして開設しました。また、1階のシェアオフィスと併用することで、シーンに応じて自由に働く場所をお選びいただけるとともに、人員計画などの事業変動にも柔軟に対応することが可能です。

1階はオープン席以外に11部屋のモニター付き個室も

2階はあらかじめ家具や什器などの内装が完備されサテライトオフィスとしてもすぐに利用可能